多くの人が買ってから「数年後」に愕然とする…「新築マンション」、購入時には見えづらい3つの落とし穴【サラリーマン大家が解説】
2.管理費の落とし穴 管理費は税金のようなもので、日頃からマンションの快適な暮らしを維持・管理していくために必要不可欠な費用となります。 そして管理費もまた、修繕積立金と同じように、新築購入してから数年後には値上げすることも想定されるため、購入前にあらかじめ認識していないと、思わぬ管理費の値上げが家計を直撃することがあります。 しかし、管理費は修繕積立金とは少し違い、管理組合の管理活動によって管理費の値上げを回避することができます。また、新築当初よりも管理費の支出をおさえることができれば、その余った管理費を修繕積立金へ振り替えることにより、修繕積立金の値上げ幅を低減できることもあります。 3.資金面以外の落とし穴 建築されてから数年経過した中古マンションと比べて、資金面以外にも新築には潜在的なリスクがあり注意が必要です。 マンション販売会社の営業マンは個人情報保護法により、他の購入者の情報を詳しく伝えることはできないので、購入時にどのような方たちがマンションに居住する予定なのか、詳しく知ることは難しいでしょう。 そのため、マンション内でのルールやマナーがどのくらい守られていくのか、管理活動への意識はどのくらいあるのかも不明なため、マンション内が早期に荒れていくリスクも考えられます。 片岡 史朗 マンションLIFEコンサルタント ※本記事は『買った後に絶対後悔しない! 金持ちマンション購入術』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
片岡 忠朗