今季限りの上田桃子「気持ちが出過ぎ」予選落ち 復帰戦の大山志保も通過ならず
◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目(9日)◇グレートアイランドC (千葉)◇6769yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆5705人) 【画像】大山志保の復帰を喜ぶ鈴木愛 今季限りでのツアー撤退を表明している上田桃子は2バーディ、3ボギーの「73」でプレー。カットラインに3打届かない通算1オーバー66位で今季6度目の予選落ちに終わった。 62位からの巻き返しはならなかったが、「きのうとは違うマインドで回れた。スコアは悪いけど、メンタル的にはきょうのほうが良かった」と前を向いた。
前半11番はピン奥2mのパットが外れてボギー、続く12番(パー3)では3パットのボギーをたたいた。「きのうよりも攻めるというか、アイアンショットをピンに打てていたけどパターが入んなかった。それよりはいろんな邪念というか、そういうものをぬぐえて眼の前の一打に集中できていた」と振り返った。 「気持ちが出過ぎた。考え過ぎている」とメンタル面を含めた修正が急務。今季ツアー優勝者やメルセデスランキング上位者ら40人に限られる2週後の最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」(宮崎・宮崎CC)の切符を手にするためにも、次週「大王製紙エリエールレディス」(愛媛・エリエールGC松山)で結果を残したい。
また、2022年「アース・モンダミンカップ」以来の復帰戦だった大山志保も1バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「75」とスコアを落とし、通算9オーバー91位で予選落ちした。 「この舞台に戻って来てすごくうれしかった。たぶんいつも以上に声援をいただいてゴルフの調子はすごく悪かったけど、みなさんの応援で頑張ることができた。これがスタートライン」と笑顔で話した。
来季のツアー出場優先順位を決める最終予選会(11月26~29日/静岡・葛城GC宇刈コース)も視野に入れつつ、「出るからには結果を求めたい」と次週「大王製紙エリエールレディス」へ気合を入れ直した。(千葉県長南町/玉木充)