秋場所、大の里は西関脇 12勝で大関昇進目安に
日本相撲協会が26日発表した大相撲秋場所(9月8日初日・両国国技館)の新番付で、大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)は先場所に続いて西関脇となった。大関昇進の可能性がある、勝負の15日間となる。同町出身の欧勝海(鳴戸部屋)は再十両を決め、石川県出身の関取は4人となった。 新関脇で臨んだ7月の名古屋場所で大の里は、序盤戦で3敗を喫する苦しい展開。それでも終盤で盛り返し、9勝6敗で終えた。三役2場所で計21勝となり、秋場所で12勝以上を挙げれば、大関昇進の目安とされる直前3場所の33勝に届く。 ●遠藤8枚目、輝11枚目 遠藤(穴水町出身、金沢学院大附属高OB、追手風部屋)は東前頭8枚目に。幕内に復帰した名古屋場所で10勝5敗とし、6枚上がった。 7月、5場所ぶりの幕内で9勝6敗の成績を収めた輝(七尾市出身、金沢市西南部中OB、高田川部屋)は東前頭16枚目から西前頭11枚目に番付を上げた。 ●欧勝海は十両14枚目 名古屋では西幕下3枚目からの出直しとなった欧勝海は5勝2敗で、1場所で関取復帰を果たした。西十両14枚目となる。 炎鵬(金沢市出身、金沢学院大OB、伊勢ケ浜部屋)は序二段31枚目に昇進。7場所連続休場から復帰し、西序ノ口13枚目で6勝1敗とした。 左膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの重傷を負った朝乃山(富山市出身、高砂部屋)は幕内から陥落し、西十両3枚目となった。手術を終えてリハビリを始めており、秋場所も全休の見通し。