斎藤元彦兵庫県知事、議場で“続投表明”「県政を前に進めていく」
斎藤元彦兵庫県知事（46）が19日、開幕した兵庫県議会の本会議に出席した。議場に入ると、落ち着いた様子で知事席に着席した。午前11時から始まった本会議では“続投”を宣言した。 【写真】有名女優２人の横で嬉しそうな斎藤知事 午前の補正予算案の審議では、斎藤氏が議案提出の説明を行った。冒頭、斎藤氏は県政の混乱について「心よりおわび申し上げます」と述べ、「県政を刷新し、新しい時代を見据えた、道を切り開いていくことが県民のみなさまから負託をいただいた私の責務であるという思いから、知事就任以降、改革を着実に進めながら、県民の幸せのために兵庫に未来のために何が大切なのかを常に考え、新たな施策や取り組みなどに全身全霊を注いできた」と力を込めた。 「その過程で私の言動や対応に対し、厳しいご指摘をいただいています。文書問題調査特別委員会や、第三者委員会の調査に誠実に対応し、県民のみなさまに説明責任を果たしていこうとして、改めるべき点をしっかりと受け止め、日々の仕事にいかしていくことが県政を前に進めていく上で大切だと考えている」と反省しつつも、続投へ強い意欲を示した。 斎藤氏疑惑告発文書問題で、県議会の全会派が同日午後、知事不信任決議案を共同提出する。補正予算案を審議、成立させた後に採決し、全会一致で可決される見通し。【松浦隆司】
