タイ戦の伊藤涼太郎に及第点は与えられない。日本代表に定着したければ中村敬斗のように…
ゴールやアシストがなければ
2024年1月1日、日本代表が国立競技場でタイ代表と対戦。注目のひとりが、今回が初招集でスタメンに抜擢された伊藤涼太郎だった。 【PHOTO】2024年元日開催のタイ戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介! 4-2-3-1システムのトップ下に入った伊藤は、7分、ドリブルで相手をひとり交わしてミドルを放つと、16分には鋭い縦パスでスタジアムを沸かせる。20分にはゴール前の混戦から惜しいシュートを放つなど、いずれもゴールに繋がらなかったが、それなりに存在感を示した。 ボールの受け方、パスを出すタイミングで目を見張るシーンもあったが、連係面には当然ながら課題を残した。ただ、代表戦である以上、求められるのは結果だ。どんなメンバーで戦おうとゴール、アシストがなければアタッカーは評価されにくい。その点で、この日の伊藤に及第点は与えられない。 日本代表に定着したければ、タイ戦でもゴールを決めた中村敬斗のように与えられたチャンスでコンスタントに目に見える結果を出さないといけない。日本代表とは、そういう場所だろう。 中村も最初から代表に定着したわけではない。着実に結果を残して今があるのだ。 伊藤に期待しているこその提言である。タイ戦での前半45分間を今後の成長の糧にできるか。見守りたい。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【関連記事】
- 【日本5-0タイ|採点&寸評】前半は苦戦も交代選手が流れを変えて5発快勝!2人が7点台、MOMは先制点のMFを選出
- 「悔しい結果」「実力不足」初選出で先発抜擢の伊藤涼太郎、前半で無念の交代に本音「もう少し出たかった」
- 「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」【2023総集編】
- 久保建英の去就についてソシエダ会長に直撃!マンUやサウジからの関心は事実? マドリー復帰は?「我々の選手の目を逸らすクラブが現れないのを望む」【現地発】
- 「もはやスポーツではない」中田英寿が“高額報酬”でのサウジ移籍に見解「カネがサッカーをダメにしている」【2023総集編】