「自分の住んでる街に映画館がないのは物足りない…」伊東市に37年ぶりとなる映画館をオープンさせた若き女性の思いと行動力
37年ぶりの映画館「金星(きんぼし)シネマ」オープン
140インチのスクリーンを備えた金星シネマの客席は16席。 ゆったりと映画を楽しむことができる作りになっていて、カフェも併設されている。 そして、いよいよオープン当日。 梅沢さんは「きょういよいよオープンします。館長の梅沢です。ミスしないよう頑張ります。よろしくお願いします」と来館者を前に少し緊張気味に挨拶した。 「金星シネマ」では1日4作品を上映。 いずれも梅沢さんが厳選したもので、ラインナップは3週間ごとに入れ替える予定だ。 果たして来館者の反応は… 来館者: 歩いて5分くらいの所なので毎週来ようかなと思っている。映画が大好きなので(工事を)している時から「そろそろかな」と思ったら(オープンの)情報がスマホに出ていたからすごく楽しみ 来館者: 手作り感満載だったけれど本当のシアターみたいで、すごく立派でびっくりした 来館者: 感動的だった。椅子もすごく座りやすくて角度も見やすくて、(家が)近くなのでまた来ます オープンから2週間が経っても、37年の空白の時を埋めるかのように連日、来館者が途絶えることはない。
感謝の言葉に支えられ…
金星シネマ・梅沢舞佳 館長: オープン前はどれくらい来てもらえるのか、やっぱり不安があった。なんとか噂がじわじわと広がってくれたみたいで、たくさんのお客さんに来てもらい嬉しい。一番多く言ってもらったのが「映画館を作ってくれてありがとう」という声。大変だったけれどやってよかった 手作りの小さな小さな映画館。 それでも映画という文化を通して、これからも地域のコミュニティ形成に大きな役割を果たしてくれるはずだ。 (テレビ静岡)
テレビ静岡