プーチン大統領、中国はロシアの同盟国 台湾巡る立場を支持
[ソチ(ロシア) 7日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は7日、中国はロシアの同盟国であり、台湾を巡る中国の主張を支持するとともに、両国の関係深化を他国が懸念する必要はないとの考えを示した。 プーチン大統領はロシア南部ソチで開かれた国際有識者会議「バルダイ・クラブ」で「中国が台湾において攻撃的な政策を進めているとは思わない」との見方を表明した。中国は、民主的に統治されている台湾を自国の領土と主張し、台湾周辺で定期的に軍事演習を行っている。 プーチン大統領は、台湾周辺では多くのことが起きており、誰もが正式には台湾は中国の一部だと認めているものの、「実際には全く異なる方向に動いており、状況をエスカレートさせている」と主張した。 中国の習近平国家主席とプーチン大統領は5月、両国への圧力を強める米国を非難し、防衛・軍事関係をさらに深化させる「新時代」を築くことで合意している。