長谷川博己の“怪演”にプロデューサー脱帽「えたいの知れない主人公にはなると思っていた」
俳優・長谷川博己が主演するTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(後9・00)が毎話、視聴者の感情を揺さぶり続けている。逆転に次ぐ逆転が描かれる弁護士ドラマとして全10話が放送予定で、19日に折り返しとなる第6話放送を前にプロデューサーの飯田和孝氏をたずねると、そこには「つながり」を意識した緻密な構成にからくりがあった。 長谷川とは「小さな巨人」以来のタッグとなった飯田氏。今作の主人公である弁護士・明墨としての起用については、「仕事したことあるない関係なく、何かえたいの知れない主人公にはなると思っていたので、長谷川さんの醸し出す雰囲気はピッタリかなと思っていた」と即決だった。 ドラマとしては2020年の企画発案から4年の歳月は費やしたが念願かなって実現。長谷川と「半年以上の時間をかけて、明墨の向かっていく方向性とかはコミュニケーションを取っていった」といい、「たたずまいとか、目線とか、どういう風なテンポ感でしゃべるとか。見るからにこだわってますもんね明墨というキャラクターは」と笑いながらも、その怪演ぶりには脱帽の様子だった。