亀梨和也、石原さとみのかわいさに「練習してる?」 『Destiny』大学時代を自ら演じた意義
大学生シーンを自ら演じた意味
ーー亀梨さんから見た石原さんのかわいい部分、グッときたポイントがあれば教えてください。 亀梨:かわいいに関しては……日々ですよ。すごいんです、本当に。 石原:第1話で2人が部屋で過ごすシーンをモニターで見ていた時に「すごいな」「さすがだな」って言ってくださってましたよね。こっちは緊張しているのに。 亀梨:芝居中は真樹として受けているから気づかなかったんですけど、亀梨に戻って観てみるとすごかったんですよね。あざといけど、いやらしさがないというか、男性目線でも、女性目線でもかわいいってこれなんだなって思いました。あれは、鏡の前で練習しているの? 石原:やるわけないでしょ! 亀梨:(笑)。それから、グッとくる部分に関しては、長年第一線で活躍されているということが腑に落ちる瞬間がたくさんある方だなと感じています。現場でのあり方や、作品に向ける熱量という点で……必要とされるものに対して必要になるエネルギーの出し方とか、向き合い方の緩急がすごいなと感じました。特に過去のシーンでは、40手前の我々が大学生を演じたわけですけど、その時の説得力は石原さん演じる奏がいたからこそ。僕自身、たくさん助けられました。 ーー第1話や他の話でも大学時代のシーンが散りばめられています。あのシーンに関して、大学生感や青春感を出すために、皆さんで意識したことはありますか? 石原:大学生シーンに関しては顔合わせの段階から「これどうします?」って話題に出てました。 亀梨:とりあえず本番前に「シャ!」って声を上げましたね。声を出そうと思って(笑)。 石原:ただ、大学生に見える見えないに関しては、実はあまり重きを置いていませんでした。監督もおっしゃっていたのですが、あのシーンの目的は、自分の人生において最も楽しかった時間、キラキラとした時間を過ごしたっていう記憶を持ち続けること。実際に、撮影が終わるまでに、何度も5人で撮影した写真を見返すぐらい大切に思えた時間でした。みんなの中に同じ記憶を作れたという意味では成功だったなと思います。 亀梨:確かに、もしも自分たちじゃなくて、違う方が大学生シーンを演じてくださったりしたら、またちょっと違う感覚だったかもしれない。あの時代をちゃんとみんなで経験したこと、一緒に過ごしたからこそ、現代のお芝居に繋がっているんだと思います。 石原:ね。真樹は12年経っても真樹のままだなと感じられて、会うとあの時の感情を思い出しちゃうのは、あの時間を一緒に過ごしたからこそ。それをクランクインしてすぐにできたのは非常に意味がある、いいスタートだったなと思います。あの時の記憶が鍵となって全9話まで続いていくので、何度も第1話は見直してもらいたいですね。 ーー最後に5話の見どころを教えてください。 亀梨:第1部の完結ではありますが、最終回に向けて、もう1つ2つ大きな流れが生まれる中でのスタート地点になると思います。なので、しっかりと楽しんでいただけたら、最終回に向けてより深く楽しめるのではないかと。ぜひ、ご覧ください! 石原:亀梨さん演じる真樹と安藤さん演じる貴志、それから奏の3人が揃うシーンがあって……ヒヤヒヤすると思います(笑)。それから第1部が完結することで、ここから後半戦に向けて、より一層勢いづくところだと思うので、重要な回になるかなと。ぜひ観てほしいです。
於ありさ