1泊60万円!丸亀城「城泊」の内容とは 現存天守はナイトラウンジに…贅を尽くした特別な体験を 香川
KSB瀬戸内海放送
丸亀城は2024年7月からお城の中の建物で宿泊できる「城泊」を始めます。その宿泊施設が初めて公開されました。1泊60万円の内容とは? 【写真】夜には夜景を楽しむことができる天守からの眺め
「城泊」の舞台となるのは、丸亀城の三の丸にある「延寿閣別館」です。 「延寿閣別館」は現在の東京都港区の丸亀藩江戸屋敷内にあった建物です。1933年に丸亀城の三の丸に移築され、貴賓室として使われていました。 木造平屋建てで、延べ床面積は約120平方メートルです。丸亀市が約2億円をかけて耐震補強工事などを行いました。 (記者リポート) 「こちらには江戸にあった京極家の建物から天井や欄間、飾り金具などが移築されて風情を感じることができます」 宿泊料は1人1泊最大60万円かかりますが、贅を尽くした内容となっています。 宿泊者はチェックインするとまず専属のガイドとともに貸し切りの天守閣でお城や京極家の歴史について説明を受けます。 その後、京極家の家紋が入った食器で丸亀の食材にこだわった特別メニューの食事をいただき、再び貸し切りの天守閣へ。 江戸時代からの現存天守をナイトラウンジとして活用し、夜景を楽しむことができます。 翌日は京極家の庭園、中津万象園で朝食をいただき、うちわ作りや煎茶のお点前などまさにプライスレスな体験を楽しむことができます。 (丸亀市 文化財保存活用課/東 信男 課長) 「本物を活用して城泊なり、京極家の文化を堪能していただくと。上質なおもてなしを楽しんでいただければと思います」 宿泊開始は7月からで、丸亀市は年間30組程度の受け入れを目指しています。
KSB瀬戸内海放送