「出てきた時は笑った」畑から”大物” 複雑な形…抜きづらく
飯山市豊田の会社員水野正彦さん(59)が自宅近くの畑で、三つまたに分かれた大根を収穫した。2019年に脳出血を患って左半身がまひし、リハビリを兼ねて農作業をしている水野さん。ユニークな形に驚きつつ、太い大根を掘り出せるまで体力が戻ってきたことを喜んでいる。 【写真】処分に困ったハロウィンで用済みのカボチャ1万個、偶然現れた「救世主」
収穫したのは16日の午前中。地面に出ている部分は他の大根と変わらないように見えたが、掘ってみると三つまたに分かれて太かった。長さは約40センチ。一般的な大根よりも形が複雑だったためか、抜きづらかったという。ただ、「初めて見る形で、出てきた時は笑いました」と振り返る。
脳出血で一時は寝たきりになり、ゆっくりでも歩けるようになるまで数カ月かかった。昨年は大根を地面から引き抜こうとすると、身体を支えられず倒れることもあったが、今年は「大物」を掘り出せたことに「自信になりますね」とにっこり。大根の今後については、食べるのは惜しいので欲しい人がいれば、あげようかと考えている。