<速報>広島2年連続8度目V。「うちの選手はあきらめない」と緒方監督が涙
優勝の瞬間に涙を流した緒方監督は、11回宙に舞った。その輪の中には、肩を借りて参加した鈴木誠也、ガンを乗り越えた赤松の顔もあった。場内では恒例の優勝監督インタビューが行われ、両手を挙げて登場した緒方監督は、「この甲子園は、自分のプロ野球選手としての第一歩目のグラウンドでした。その思い出の詰まった甲子園で、こうして胴上げをしてもらって、本当に心から嬉しかったです」と第一声。 「昨年25年ぶりにリーグ優勝をして、本当に広島のファンの方に心から喜んでもらって、そして優勝パレードでファンの方と選手が素晴らしい時間を過ごした、それをもう一度、今シーズン味わいたいと思って選手はキャンプからがんばってくれました」 ーー追われる立場のシーズンでした。 「昨年の優勝という経験を自信にして力をつけて開幕からがんばってくれました。開幕戦こそ飾れませんでしたが、10連勝という最高のスタートダッシュをきってくれて、そして交流戦では、パリーグ相手に自分らの野球をやって貯金もできました。シーズン途中にケガ人が出て苦しい時期もありましたが、この勝負どころの9月で選手が一気にラストスパートをかけてくれて力をみせつけれくれました。頼もしい選手です」 ーー選手が成長しましたね。 「成長しました。そしてなにより、その成長を助けてくれたのは、ピンチのときもチャンスもときも熱い声援で勇気づけてくれたファンの方々です。ファンと共に戦いながら選手たちも力を発揮できたと思っています」 ーーそれが逆転のカープの戦いにつながったのでしょうね。 「あきらめないんですよ。うちの選手は。最後の最後まで全力ふりしぼってプレーしてくれる。ベンチ全員でそういう意識で戦うのが今シーズンの戦い方だったと思います」 ーー昨季限りで黒田が抜け、今年は、赤松、鈴木がケガなどで離脱しました。 「ケガした選手が一番悔しい思いをしていると思います。ただチーム的にはピンチだったんですが、若い選手がチャンスだと思って本当に何人も活躍してくれたし、その活躍がチームの勝利にもつながり、また、その勝利がチームの勢いになった。全員で戦い、そしてチームの底上げにもつながりいい戦いができました」 ーー9月に戦いにギアがあがりましたね。 「あとひとつというところまできて、地元で勝てず、台風で試合を流してね。僕らは1試合でも早く優勝を決めたいもので、きょう絶対に勝つんだという気持ちでプレーしてきましたし、このしびれるような試合展開で最後中崎がよくゲームをしめてくれましたし、選手たちを、ほんとに、ほんとうに………(涙ぐみ)ご苦労さん、おつかれさん、たのもしいやつらだ。本当に」 ーー最後にファンの方々へひとことをお願いします。 「甲子園のカープファンの皆さん、広島の皆さん、全国の皆さん、応援をありがとうとざいました。ピンチのときもチャンスのときも選手と共に戦っていただき共に勝ち取ったリーグ優勝だと思っています