大阪の芸能人御用達パティスリー「ポアール」の新展開は、フィナンシェ専門店! 素材を極めた一味違う感動を
“金塊形じゃないとフィナンシェじゃない!”という方もいらっしゃるかもしれませんが、この貝の形が実に優れもの! フチの薄い所は香ばしくてカリサクッ。こんもりと厚みのある所は、しっとりふんわり。食感のコントラストが心地よく、そこに広がるのは焼きたてならではの高貴な香り……。だから、もう 個……とついつい手が伸びるのです。
素材への飽くなき探究が、辻井シェフならでは。生地の要となるアーモンドは、スペイン産の高級品種・マルコナ種を使用。なんと、その日に使う分だけ、毎朝自家びきにするところから始めるのだとか。皮ごとひいて香りを立たせるだけでなく、口当たりが良くなるよう、ひき具合を徐々に細かくするなど、味づくりの追求は細部に至るまで見て取れます。
さらに国産発酵バターやフランス産小麦を用い、「シンプルに、いい素材だけを生かしてフィナンシェを焼き上げています」とのこと。
味わいのバリエーションが楽しい“攻め”のフィナンシェぞろい!
まずは定番の「フィナンシェ」から、シンプルな素材だけが持つ深い味わいを楽しみたいところですが、さらにオススメしたいのが、個性派フィナンシェの数々。
「フレーズ・ショコラ」は、ボリビア産・野生カカオ豆を使用。カカオが持つ繊細で軽やかなフレーバーとビターな味わい、マルコナ・アーモンドの香ばしさが重なり合うリッチなテイスト。表面を彩る苺チョコレートの上には、フリーズドライの苺を散りばめていて、キュンと広がる甘酸っぱい味わいと苺の香りに癒やされます!
クセになりそうなフィナンシェが「キャラメルナッツ」。マルコナ・アーモンドの香ばしさが広がる生地に、キャラメルの甘みとコクが融合。そこに、刻んだアーモンドやクルミのザクッとした食感や香ばしさが良いアクセントに。
他にも、ブルーチーズの王様「ロック・フォール」を用いたフィナンシェは、生地の香ばしさと青カビチーズのコクや塩気が渾然一体に。お酒が好きな方は「ラム・レーズン」をぜひ。ラム酒にしっかり漬け込んだサルタナレーズンがゴロリと入り、8年熟成の「追いラム酒」(108円)なんて至福も待っています。