少し早い、400人のサンタが練り歩き 病気の子どもたちへ「元気を届けたい」
サンタクロース姿で歩き、参加費の一部を闘病中の子どもたちへのクリスマスプレゼント代に充てるイベントが諏訪湖畔であった。新型コロナウイルスの影響で2020年から中止し、4年ぶり。子どもたちの笑顔を思い、400人のサンタが湖畔を練り歩いた。
仮装した参加者は午前11時過ぎ、下諏訪町の赤砂崎公園をスタート。湖畔の往復6キロを歩き、沿道からの声援に手を振るなどした。初めて家族で参加した岡谷市の藤原有(あみ)さん(29)は「病院で過ごさなければならない子どもたちに少しでも元気を届けられたらうれしい」と期待した。
新型コロナでイベント開催を中止していた3年間も企業からの協賛金で贈り物を続けてきた。今年は12月に諏訪赤十字病院(諏訪市)や県立こども病院(安曇野市)など県内4医療機関を訪れ、プレゼントを渡す予定という。
企業経営者らでつくる実行委員会の主催。実行委員長の山崎賢一さん(58)=岡谷市=は「みなさんの温かな気持ちを子どもたちに早く届けたい」と話している。