結婚を発表した中丸雄一（左）と第1子妊娠を発表した黒島結菜（右　写真・REX/アフロ）

　物事を始めるには最適な日とされる「一粒万倍日」と「大安」が重なった吉日である1月16日、芸能界では2つの慶事が発表となった。 　まず、「KAT-TUN」の中丸雄一が所属事務所SMILE-UP.を通じて、元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜さんと結婚したことを発表した。そして、女優の黒島結菜は自身のInstagramを通じて、俳優の宮沢氷魚（ひお）との間に第1子を妊娠したと発表した。 　中丸と笹崎さんの交際はこれまで報じられたことがなく、ファンにはまさに「サプライズ婚」だった。中丸は「この度、中丸雄一は結婚いたしましたことをご報告させていただきます」と報告、「現在、様々な分野で芸能活動ができているのも、すべては応援してくださるファンの皆様、それから支えてくださる関係者の皆様のおかげであると日々うれしく感じております。これからは、より一層自分らしく芸事に励み、人に必要とされるように努めて参ります。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」とつづった。 　この報告に、SNSでは 《これはケチのつけようのないお似合い婚》 《これはめでたい！！！　KAT-TUN中丸雄一、結婚発表　お相手は元日テレ・笹崎里菜さん》 《ご結婚おめでとう御座います　1月は結婚ラッシュですな》 　など、2人の結婚を祝福する声が寄せられた。 　一方の黒島は、宮沢との熱愛が2022年11月に「女性自身」に報じられて以降、交際がたびたびマスコミをにぎわせてきた。相手の宮沢も、自身の公式サイトで《この度、このようなご報告ができることをうれしく思っております》と黒島の妊娠を報告したが、《お互いに入籍という形にはこだわっておらず、現時点では籍を入れる予定はありませんが、今後に関して、必要に応じて話し合って決めていきたいと思います》と、「事実婚」関係を続けるとしている。 　この2人の報告に対し、SNSでは 《法律婚とは違う「父子関係」で親権や財産相続はどうなる？》 《女性側の負担大きすぎないか？自分だったら何がなんでも結婚してくれないと納得できない。》 《本人達が良くても子供にとってはどうなんやろかね。》 　と、子供の将来への影響を心配する声が目立った。一方で、 《名字も変えなくていいし、結婚式もあげなくていいし、結婚の報告もいらないから、今後流行りそう。》 《入籍予定はないらしいけどめちゃくちゃお似合いだしそれも新しくて素敵》 《子供が大きくなってから籍入れてもいいし　うまくいかなければパートナーを解消するだけで名前をかえなくてもいいし　収入がそれぞれちゃんとある人達が選択できるひとつの形だと思うけどな》 　と、2人の選択を「新しい家族の形」として尊重する意見も集まっている。 「黒島さんと宮沢さんは、2022年に放送されたNHK朝ドラ『ちむどんどん』で夫婦役として共演し、交際に発展しました。 　2人が選んだ事実婚とは、法律婚と同じように婚姻の意思があり、夫婦として共同生活を送っているけれど、婚姻届を役所に提出していない状態のことを指します。自分の姓名を変える必要がなく、免許証や銀行口座などの名義変更をする必要もありません。また、婚姻関係が戸籍に残らないため、もし事実婚を解消しても、戸籍に記録は残りません。 　ただし事実婚では、通常の場合は相続権がなく、婚姻関係が認められていないため、税制上の控除も受けられません。欧米では事実婚が多いですが、日本では法律婚のケースよりも手間がかかることが多いとして、まだ選択する人は少なく、定着していません。それゆえ、2人が事実婚を選び、公表したこと自体が驚きをもって受け止められたのでしょう」（芸能記者） 　形は違えど、2組とも「サプライズ」を抱えた慶事だったようだ。