10人でナポリに逆転負けも伊解説陣が彩艶所属のパルマを絶賛!「試合を見た者なら分かるパルマの並外れたクオリティ。ルカクはスズキの催眠術に」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマは、セリエA第3節でナポリに敵地で逆転負けを喫し、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】パルマGK鈴木彩艶がナポリ戦でまさかの退場
前節でミランに勝利してサプライズを巻き起こした昇格組のパルマは、日本時間1日、アントニオ・コンテ新体制のナポリと敵地で対戦。序盤のPKによるリードを終盤まで守っていたが、指揮官のファビオ・ペッキアが交代枠を使い切った後に、GK鈴木彩艶が退場する不運もあり、試合終了間際に2失点して1-2と逆転負けを喫した。 そんなパルマの一戦について、『ダゾーン・イタリア』の解説陣が見解を示している。実況を担当したピエルルイジ・パルド氏は、セリエA3戦連続で先発した鈴木について「彼は素晴らしいシーズン開幕の主役だ。これまで10セーブを記録している」などと紹介。30分にクロスをキャッチしたシーンにおいては「ザイオン・スズキは、らくらくと頭上で確実に収めた」などとコメントしている。 40分、日本代表GKがFWフヴィチャ・クヴァラツヘリアのミドルをストップし、パルド氏が「スズキ!」と絶叫すると、解説を務めたナポリOBのチーロ・フェラーラ氏は「脅威となるプレーはクヴァラから生まれる」とコメント。続いてパルド氏は「非常に油断ならないシュートだった。当たって変化もしていたが、この反応だ」と鈴木のプレーを振り返った。 ナポリの新戦力FWロメル・ルカクが62分、ピッチに登場すると、フェラーラ氏は「コンテが強く望んだ選手だ」と紹介。直後にGK鈴木との1対1のシーンを迎えると、シュートは日本代表GKに阻まれた。プレーはオフサイド判定となったが、パルド氏は「ルカクはすぐさまスズキの催眠術にかかった」と表現している。 97分、ナポリが2-1と逆転に成功すると、パルド氏は「試合は完全にひっくり返った」とコメント。一方で、ピッチに本職のGKがいない中、10人で奮闘を続けたパルマを称えた。 「スズキの退場は、交代枠を使い切ってチームを再編した直後で、最悪のタイミングだった。この試合を評価する際、試合を見た者ならしっかり分かっている。パルマは並外れたクオリティのプレーを表現した。パルマファンの失望は大きいだろうが、今夜、われわれが語ったパルマの全ての好材料を考慮するべきだ。パルマは極めて高いクオリティのパフォーマンスを見せたからね」 するとフェラーラ氏も「君の指摘は素晴らしい。この結果は、パルマが見せた最高のパフォーマンスを消し去るものではない」と賛辞を送っている。 今シーズンから『ダゾーン・イタリア』の解説陣の一員となった元審判員のマヌエラ・ニコロージ氏は、鈴木が75分にダヴィド・ネレスに対するファウルで2度目の警告を受け、退場処分を受け、VARが適用されなかったシーンを解説した。 「スズキは飛び出してボールを触っているが、ネレスを巻き込んで倒してしまった。軽率なプレーであったため、2枚目のイエローとなった。VARの介入はなかったが、もしスズキが足を伸ばした状態で、ネレスとより強度の高い接触をしていれば、重大なファウルとなり、VARが介入していたはずだ」
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