再選不出馬を表明!岸田文雄総理のプロフィール&岸田政権下での選挙の戦績は?
岸田文雄総理が8月14日、来月に予定されている自民党総裁選への再選不出馬を表明しました。総裁に就任して以降、自民党が起こしてきた旧統一教会問題や党派閥のパーティー収入不記載事件などの責任をとるかたちで、「自民党が変わることを示す、最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことであります」と理由を語りました。このコラムでは岸田氏のプロフィール、岸田政権下での選挙結果を振り返ります。
岸田氏は広島1区選出、2021年に100代目総理大臣に
岸田氏は1957年7月29日生まれ、東京都出身です。 早稲田大学法学部卒業後、日本長期信用銀行、父である岸田文武衆議院議員の秘書などを経て、1993年衆院議員選挙(広島1区)で初当選。以降、10期連続小選挙区で当選をしています。 閣僚としては外務大臣や防衛大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄・北方対策、国民生活、再チャレンジ、科学技術政策、規制改革)などを歴任。党役職としては政調会長や国対委員長などの要職も務めました。 また、2012年には党内派閥「宏池会」の9代目会長に就任しました。 総裁選に初めて立候補したのは安倍内閣退陣後の2020年でしたが、この時は菅義偉氏に敗北。2021年総裁選に再び出馬し4人の接戦を制して当選。2021年10月に第100代内閣総理大臣に就任しました(2021年11月に第101代内閣総理大臣に)。
岸田政権下での選挙の戦績は?
岸田政権の約3年間には、衆議院・参議院の本選が2回、補選が5つ行われました。組閣後すぐの衆院選や翌年の参院選では自民党が大勝しましたが、自民党派閥による「裏金問題」で批判を浴びる中で行われた今年4月の3補選では不戦敗を含めて全敗という厳しい結果でした。
2021年衆議院議員選挙(2021年10月19日告示・31日投票):議席減も単独で「絶対安定多数」を確保
総理就任からわずか2週間、臨時国会の閉会と同時に衆議院を解散し、選挙戦に突入しました。自民党の獲得議席は公示前から15減の261議席となりましたが、与党が安定して国会を運営するために必要な議席数「絶対安定多数」を自民党単独で確保しました。