ふたつの顔で展開されるランドクルーザー250の特別仕様車

　トヨタは、2024年4月18日に新型「ランドクルーザー250」の発売を開始しました。 【画像】「えっ…カッコイイ！」これがトヨタ新型「ランドクルーザー250」です（39枚）

2024年4月18日に発売されたトヨタ新型「ランドクルーザー250」。“丸目”は特別仕様車「ZXファーストエディション」のみだ

　1951年に誕生した初代ランドクルーザーは、悪路などの走破性や耐久性を求めるモデルでしたが、乗用車感覚で利用できるライトデューティーモデルとして開発されたのが1990年に誕生した「ランドクルーザープラド」です。 　今回発売された新型ランドクルーザー250は、そのランドクルーザープラドの後継モデルとなります。 　新型ランドクルーザー250は、プラットフォームはランドクルーザー300同様のラダーフレーム「GA-F」を採用しています。 　そのためボディサイズは、全長4925mm×全幅1980mm×全高1870mm、ホイールベースは2850mmと堂々たるものとなり、サイズ的には「ランドクルーザー300」とほぼ変わらないものとなりました。 　パワートレインは海外仕様ではハイブリッド車の設定もありますが、国内仕様は2.8リッター直噴ターボディーゼルエンジンと2.7リッターガソリンエンジンのふたつのラインナップとなっています。 　シートレイアウトは2列5人乗りと3列7人乗りの2タイプで、後列シートの収納は電動でおこなえるようになりました。 　エクステリアは悪路走破性に特化したこともあり、無駄をそぎ落とし機能美を強調した水平基調のデザインで、堅実剛健なクルマに生まれ変わっています。 　インテリアも視界の確保や操作性向上のため水平基調とし、7インチのフルデジタルのインフォメーションディスプレイと12.3インチのディスプレイオーディオは先代との大きな違いといえるでしょう。 　なお、フロントライトは通常モデルは角目のリフレクター式3眼LEDヘッドランプですが、特別仕様車の「ZX First Edition」には、丸目型のBi-Beam LEDヘッドランプを採用しています。 　ZX First Editionのパワートレインはディーゼルのみ選択可能で、販売台数ももうひとつの特別仕様車「VX First Edition」と合わせて8000台のみとなっています。