「遺族の気持ち考えろ」ひき逃げ事件の八田容疑者とドライブデート…人気モノマネ系女性YouTuberの“不謹慎ネタ動画”に批判続出
’22年に大分県別府市で大学生2人が死傷したひき逃げ事件で、重要指名手配となっている八田與一容疑者。11月1日に、目撃提供者数が10月末時点で7900件と発表されたが、いまだ逃走中だ。 【写真あり】批判を浴びた女性YouTuberの「八田容疑者モノマネ動画」 警察も捜査を強化するなか、あるYouTuberが八田容疑者をネタにした動画を公開し、物議を醸している。 その人物とは、チャンネル登録者数21.2万人のYouTuber「ちくわ」。11月7日に「八田與一とドライブデートに行く女」と題して、車の助手席にちくわが座るコント風の動画を公開。ちくわの隣でハンドルを握る人物の頭部には、重要指名手配のチラシに掲載されている八田容疑者の写真が当てられていた。 「ねぇ與一、今日はどこ連れてってくれるの~?」 「今日は車でアクアラインを通ってマザー牧場に行こうか」 「え~!楽しみ~。でも與一、運転上手いから寝ちゃうかも~」 こうした会話が交わされるなか、突如として「え、與一! 前見て! 危なーい!」と叫ぶちくわ。同時に車がクラッシュし、ガラスの割れる効果音が。ちくわが「ねぇ與一、人轢いちゃったよ。どうするの?」と尋ねると、八田容疑者に扮したドライバーは「よし、逃げよう」とひと言。 動画ではその後も、ドライブ中に人を轢いてしまう展開が2度繰り返された。最後は八田容疑者に扮したドライバーが1人で登場し、「この顔にピンときたら110番」と締めくくったのだった。 現在までに動画は1万8000回以上再生されており、コメント欄には《攻め過ぎで草》《ライン超えすぎて、自らラインを作っていく女》とちくわの芸風を讃える声が(8日19時30分現在)。 だがひき逃げ事件では死傷者が2人も出ていることから、“不謹慎”と感じた人もいたようだ。情報提供を求める“啓発”とは捉えらなかったようで、Xではちくわに対して厳しい声が上がっている。 《普通におもんないし良くない》 《遺族の気持ちになって考えてみろよ頭大丈夫か?》 《おもろいかおもろくないか以前に、仮にも数字を持ってるYouTuberが、人が亡くなってる事件の容疑者をネタにするのは不謹慎が過ぎる。ライン越え》 《八田與一単体をネタにするならまだしも、指名手配のきっかけとなった死者が2人もいる事件を茶化すような事はさすがにライン超えすぎ》 ’22年にもタレントの明日花キララ(36)の容姿を過剰にデフォルメしたモノマネを披露し、法的措置を提示されていたちくわ。6日に公開した動画でも八田容疑者をネタにしており、「#細かすぎて伝わらないモノマネ」のハッシュタグを添えており、8日夜に「教習所に行く八田與一」と題した動画をアップしていた。 超えてはいけないラインを相変わらずわかっていなかったようだ。