空気階段 水川かたまり初主演映画『死に損なった男』公開決定 「本当に感謝の大航海でした」
空気階段の水川かたまりが映画初主演を務める『死に損なった男』が、2025年2月21日に全国公開されることが決定した。 【写真】『死に損なった男』で映画初主演を果たす水川かたまり 本作は、タイミング悪く死に損なった主人公・関谷一平の前に幽霊が現れ、ある依頼を達成するまで取り憑くと脅迫されてしまう完全オリジナルストーリーの怪談噺。監督は、長編映画デビュー作『メランコリック』が国内外の映画祭で絶賛さた田中征爾が務める。『メランコリック』に続きオリジナル脚本となる本作について、田中監督は「13~14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした」と語っている。 構成作家・関谷一平(水川かたまり)は、お笑いの道に憧れ、夢が叶った半ば、殺伐とした社会と報われない日々に疲弊していた。駅のホームから飛び降りることを決意するが、隣の駅で人身事故が発生。タイミング悪く死に損なった一平の前に男の幽霊が現れ、とんでもない依頼をする。「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」男を殺すまで取り憑くという幽霊の脅迫に、一平がとった選択とは。そして、死に損なった男が辿る数奇な運命とは。 関谷一平を演じるのは、お笑いコンビ・空気階段の水川。『キングオブコント』での優勝経歴を持ち、本作への出演が発表されたレギュラーラジオ番組『空気階段の踊り場』(TBS ラジオ)でパーソナリティを務めるほか、近年は『妻、小学生になる。』(TBS系)や『罠の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)などドラマにも出演。さらにはHuluオリジナルドラマ『君のことだけ見ていたい』で脚本を手がけるなど、多彩な活躍を見せている水川だが、本作で映画初出演を果たす。 本作の出演について水川は自身の本名にかけて「この度、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました」とコメント。また、「本当に感謝の大航海でした。頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください」と語った。田中監督は、初主演を務める水川について「水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました」と絶大な信頼を寄せた。 あわせて公開されたティザービジュアルは、「憑いてる? ついてない? いや、ツイてる?」という言葉を表すかのように、水川の3段階の表情が捉えられている。 コメント 水川かたまり(主演) こんばんは。空気階段の水川かたまりです。本名は水川航太といいます。この世界を太く逞しく航海していって欲しいという願いを込めて両親がつけてくれました。 この度、映画という名の海に出ました。監督という船長の元、芝居という船に乗って、お蔵入りという暗礁に乗り上げることもなく、なんとか目的地という名のゴールまで辿り着きました。 難しいので海になぞらえるのはここでやめます。すみません。 クランクインした頃は右も左もわからなすぎて、正直、前も後ろも上も下もわからなくなっていました。しかし、監督をはじめ、共演者の皆さま、スタッフの皆さまが生まれたての子鹿に接するが如く本当に優しくしてくれたおかげでクランクアップの頃には、空絵、フィックス、尻ボールドなどたくさんの業界用語を覚えることができました。本当に感謝の大航海でした。 頑張って死に損ないましたので、どうか全員スクリーンでご覧ください。 田中征爾(監督) 13~14年前にふとメモ帳に書き込んでおいた物語設定が、こんな素敵な座組で実現するとは思っていませんでした。コロナ禍もあり実現までかなり時間がかかりましたが、ここまで関わってくださった全ての方に深く感謝しています。 そして水川かたまりさんの主演デビューを直接目撃できたこと、本当にラッキーでした。カメラを回す度に嬉しい気持ちにさせてくれました。楽しい映画が出来上がったなと思います。劇場でお待ちしております。
リアルサウンド編集部