平本蓮が“脱サラ格闘家”を真剣指導「結束力はどのチームよりも強い」 『格闘代理戦争』新シーズン開始
ABEMAのオリジナル格闘ドキュメンタリー番組『格闘代理戦争-THE MAX-』(毎週金曜 後9:00)が8日からスタート。第1回では、監督を務める青木真也、秋山成勲、平本蓮らが推薦する若手ファイターたちの全貌が明らかになり、各選手の魅力や強みを紹介するほか、それぞれが本番組にかける想いなどを掘り下げた。 【番組先出し切り抜き動画】青木真也、推薦選手に「格闘技もうやめたほうがいい」 「あんまり監督という立場ではなくて、選手と一緒に戦えたら」と語っていた平本が推薦するのは、自身が所属するジム・剛毅會の向坂準之輔(さきさか・じゅんのすけ)。18歳で空手道場に入門したのをきっかけに格闘技を始め、大学卒業後は広告代理店に就職したものの、昨年6月に脱サラして格闘家への道を歩み始めた。 空手仕込みの打撃が一番の武器だという向坂の練習シーンでは、SNSなどで見せる顔とは打って変わって真剣な眼差しで指導をする平本の姿も。動きや距離感など細かなアドバイスをしながら「僕も進化の途中で、打撃のスキル・技術とか自分の勉強でもある。向坂選手だけじゃなくて自分たちの技術をみんなで共有し合う」「チームとして強い形で勝負に持っていけたらいいなと思ってます。結束力はどのチームよりも強い」と、チームで優勝を目指すと宣言。向坂と自身を鼓舞した。 また、過去2回監督として参戦し、今回こそはと優勝を狙う青木が推薦するのは、国民的プロレスラー・アントニオ猪木さんと3歳の頃から交流があるという中谷優我(なかや・ゆうが)。5歳から柔道を始め、3年前にMMAに転進した中谷とともに、青木は「負けられない戦いです」と決意を新たにした。 どうしても守りに入ってしまうファイトスタイルの中谷を懸念した青木は、“気合と根性”を叩き直すため皇治に特別コーチを依頼。皇治と青木が見守る中、“気合と根性”の地獄のスパーリングが敢行された。攻められると逃げ腰になってしまう中谷に、皇治は「ローキックと腹で倒れるのは格闘技する資格ない」などと檄を飛ばしつつも「気持ちさえ折れなかったらどうにかなる。気持ちと根性は本当に大事」と励ました。 一方、青木は「向かないよね」と辛辣な言葉で切り出すと、「厳しいこと言うとやらない方がいい。結構恵まれたチャンスだと思う。そこまでの情熱とか想いが無いのであれば他人に譲った方がいい」と発言。青木の厳しい言葉に中谷が涙を浮かべる波乱の幕開けとなった。 そのほか、秋山は2019年にキックボクシングでWBKF世界スーパーライト級王者に輝き、『BreakingDown』に韓国選抜として出場した経験を持つミスターホンデ、岡見勇信&中村倫也は「ABEMA」のオリジナル格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』に出演し格闘技の道へ進んだ元海上自衛官の中村京一郎(なかむら・けいいちろう)、クレベル・コイケは数多くのブラジリアン柔術の大会で優勝し去年11月に黒帯に昇格したボンサイ柔術の秘蔵っ子、ギレルメ・ナカガワを推薦した。 さらに、本放送にて監督参戦が発表されたイゴール・タナベは、21歳で柔術戦歴180戦以上、柔術世界選手権3位に輝いたトミー矢野を推薦。次回15日放送の#2では、トーナメントの残り2枠がついに発表される。一般公募枠、そして日本格闘界の超新星にして次世代を担う“天才”とされる“ミスターX”とは一体誰なのか。その発表選手を含めたトーナメント1回戦を夜7時より生中継する。 同番組は「格闘技界の次世代のスターを生み出す」という目的のもと、第一線で活躍する格闘家が監督となり、格闘家の原石である若手ファイターを推薦して競わせることで新たなスターを発掘、その過程を追う“格闘ドキュメンタリー番組”。