今シーズンの安全と豊作を祈願した石羽根ダム通水式

　北上、花巻両市に農業用水を供給している北上市和賀町横川目の和賀川石羽根ダムで17日、今シーズンの通水式が行われ、出席者は用水の安定供給、豊作を願った。 　国営和賀中央農業水利事業の一環で2023年に整備された石羽根取水口付近で式が行われ、管理する岩手中部土地改良区（及川哲朗理事長）をはじめ国、県の関係機関、両市などから約60人が出席。神事で及川理事長らが玉串をささげ、安全を祈願した。 　及川理事長は「石羽根取水口は、石羽根ダムから北上、花巻両市の約3600ヘクタールの水田に農業用水を供給する水源となっている。今年度も、農家の方々に用水を安定供給していきたい」とあいさつ。式後は取水口の設備が稼働し、通水が始まった。