富士山に“黒い幕”すっぽり 地元は“賛否”も… 観光客数に変化?
All Nippon NewsNetwork(ANN)
山梨県にある富士山の人気撮影スポットで観光客のマナー違反が相次いでいることから、自治体が歩道に黒い幕を設置しました。現地から報告です。 (山木翔遥アナウンサー報告) 21日午前中に黒幕が設置され、時間帯もあるかもしれませんが、人通りは圧倒的に減ったように感じます。当然、写真も撮れず、立ち止まる人もほとんどいません。 向かい側のコンビニ店の方を見てみると、今もちらほら写真を撮る外国人観光客の姿が見られます。ただ、立ち止まる総数は圧倒的に減ったような印象を受けます。 今月初めにここに取材に来た時はコンビニ店の前にも行列ができる状況だったのですが、そういった状況は今現在は見られません。 (Q.一方で地元の人からは様々な声が上がっているようだが?) ひとまず安心だという声もあったのですが、一方で意外と設置に対して反対の意見もありました。「富士山を隠すなんてとんでもない」という話もありました。 ここをよく通るバスのドライバーに話を聞くと、ポールが歩道ギリギリに設置されていて、さらに黒幕があるということで、車幅の大きい観光バスなどで通ると非常に視界に圧迫感があり、ちょっとミラーを気にしながらセンターラインを少し越えなきゃいけないというふうに話していました。 以前は横断する人だけを気にしていれば良かったところ、黒幕が設置されて視界的な面でも気になってちょっと怖いという話も聞かれました。 町の人は黒幕が設置されてこれからどんな影響が出るのかを心配そうに注目しています。
テレビ朝日