レギュラーからベンチ要員となったジョアン・フェリックス…だが限られた出場時間で3得点3アシストと超効果的な活躍!|ラ・リーガ
2024年に入り、バルセロナでの出場機会が激減するFWジョアン・フェリックスだが、しかしレギュラーだった頃と変わらない結果を残している。スペイン『マルカ』が報じた。 今季、アトレティコ・デ・マドリードからのレンタルでバルセロナに加わったJ・フェリックス。加入から半シーズンの間はレギュラーとしてプレーしていた同選手だが、集中力に左右されるのかプレーの出来に浮き沈みがあるため、徐々に出場機会がなくなり現在はベンチスタートを常としている。 しかしピッチに立てば、違いを生み出すことは間違いない。31日のラ・リーガ第30節、ホームでのラス・パルマス戦(1-0)では途中出場直後にチームの決勝点をアシスト。右足の魔法のタッチで、まるで時を止めるようなフワッとした浮き球を繰り出し、FWハフィーニャのヘディングシュートを導いている。チャビ・エルナンデス監督は試合後、「私たちはこの試合、ジョアンの才能を必要としていた」と、途中出場から期待に応えたポルトガル代表FWの活躍に満足感を表していた。 興味深いのは、J・フェリックスがレギュラーだった時期とベンチ要員の時期で、変わらない結果を残していることだ。 J・フェリックスはバルセロナに加入してから12月20日まで21試合中18試合でスタメンを張り、その間には6ゴール3アシストを記録。そしてここ19試合では6試合(その内2試合はコパのバルバストロ戦とウニオニスタ戦)しか先発していないものの、出場時間が激減しながらも3得点3アシストを記録しているのだ。ラ・リーガではバルセロナのプレー時間全体の49%しかピッチに立っていないが、しかしチームのゴール数の14%に関わっている計算となる。 J・フェリックスはもしかしたら、限られた出場時間の方が集中力を発揮でき、結果を残すことができるのかもしれない。なお、バルセロナはそんな同選手について、買い取る資金的余裕はないために、レンタルの延長を求めていることが報じられている。