兵庫知事選 自主投票決めた自民県議団有志が出馬予定の稲村氏支援へ
前知事の失職に伴う兵庫県知事選(31日告示、11月17日投開票)をめぐり、自主投票の方針を決めた自民党県議団(37人)の有志が28日、知事選へ立候補を表明している前尼崎市長の稲村和美氏(51)の打診に応じて会談し、稲村氏の公約について意見交換した。参加した県議によると、県議団から10人以上が稲村氏を支援する見通しという。 稲村氏は県議らに「政策に共感いただける皆様には輪に加わっていただきたい」とあいさつし、自身の公約を説明した。県議からは「(前知事の県政運営方針と)違う点はどこか」などの質問があがった。 稲村氏の陣営によると、27日に自民県議団が知事選に独自候補を擁立せず自主投票とする方針を決めたことを受け、稲村氏側から県議団への訪問を打診して会談が実現したという。 稲村氏との会談後、報道陣の取材に応じた藤田孝夫県議は、前知事が政策の目玉としてきた県立大学無償化を見直すことなど「考え方がおおむね一致した」と支援する考えを示した。
朝日新聞社