韓国の3月の生産指数、5カ月ぶりにマイナス…4年1カ月ぶりに最大の減少幅
統計庁、3月の産業活動動向を発表
韓国では3月、全産業の生産と投資はともに下落し、消費は増加に転じたことが分かった。 30日に発表された統計庁の「3月産業活動動向」によると、3月の全産業の生産指数(季節調整・農林漁業を除く)は112.6(2020年=100)で、前月に比べ2.1%下がった。全産業の生産は4カ月連続で増加傾向を示していたが、マイナスに転じた。2020年2月の対前月比下落幅(3.2%)から、4年1カ月ぶりに最大の減少幅となった。金属加工、電子部品など鉱工業(-3.2%)と卸小売、宿泊・飲食店などサービス業(-0.8%)の生産がともに減った。 設備投資は機械類や運送装備の投資が減り、前月に比べ6.6%減。統計庁は、2月に9年3カ月ぶりに最も高い幅で増加(9.6%)したことによるベース効果だと説明した。建設既成額は建築や土木における工事実績が減り、前月に比べ8.7%下落した。1月に大幅に増加(12.7%)した後、2月(-1.0%)に続き2カ月にわたり調整されている状態だ。 消費の流れを示す小売販売は1カ月ぶりにプラスに転じた。財貨の消費を示す小売販売は、飲食料品・乗用車などを中心に前月より1.6%増加。衣服などの準耐久財では2.7%減少したが、飲食料品などの非耐久財(2.4%)と乗用車などの耐久財(3.0%)が小売販売指標を引き上げた。 同行指数と先行指数は軒並み下落した。現在の景気を示す同行指数の循環変動値は前月より0.3ポイント下がり、今後の景気を予測する先行指数の循環変動値は0.2ポイント下がった。 パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)