【2024総決算】波乱の結果にフレッシュな顔ぶれ…愛媛の「選挙イヤー」を振り返る
南海放送
県内の今年1年の出来事を振り返る「愛媛総決算2024」きょうは、波乱の結果にフレッシュな顔ぶれ。“行く人、来る人”愛媛の政治・選挙編です。
今年9月。松山市に集まったのは自民党重鎮の国会議員ら9人です。 高市早苗氏: 「愛媛県民の皆様はご承知かと思いますが、私の体と心の半分は愛媛県民でございます」 石破茂氏: 「我々は日本を守るためにあらゆる施策を講じていかねばなりません」 次の“総理”を決める自民党の総裁選の演説会が行われたのです。
石破新内閣で村上誠一郎氏が総務相に
102代目の総理の座には石破茂氏が。そして旧愛媛2区選出の村上誠一郎さんが、総務大臣として20年ぶりの入閣が決まったのです。 村上総務相: 「支持者の人が、『よく先生、筋を通して頑張って(大臣に)なってくれた』と。もう涙が出てうれしかったと言ってくれた時には、私も正直言ってジーンときましたね」
衆院選で激戦が予想された愛媛2区は
しかし、そのわずか2週間後…石破総理は衆議院を解散。愛媛は新しい区割りのもと、選挙戦に突入しました。特に激戦が予想されたのは、自民党・井原巧さんと立憲民主党・白石洋一さんが立候補した愛媛2区です。
白石洋一さんの妻、啓子さん。おととし10月10日、食道がんでこの世を去りました。 白石氏: 「『せめて次の選挙までは生きたい』と」 3年前の6月に余命半年を言い渡された啓子さん。何とか命をつなぎとめようと、家族みんなで奔走したと言います。 白石氏: 「抗がん剤ってすごくしんどいみたい。僕も色々手を尽くして調べてこれがいいんじゃないかと、それも頑張って飲んだり受けたり余計しんどかったと思います」
余命宣告から4か月経過して迎えた、2021年の衆院選。娘の香さんが選挙を手伝う中、啓子さんも自分にできることを探しながら夫を支えました。 結果は接戦の末、敗退。最終的に比例復活での当選は果たしましたが、「勝って国民の声を届ける」という目標には届きませんでした。 白石氏: 「妻も手強い相手と闘っておりますけれども、2人ともども闘っていきたいと思います」