中国経済の見通しに改善の兆し=JPモルガン幹部
Nupur Anand [ニューヨーク 21日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースの資産運用・ウエルスマネジメント部門最高経営責任者(CEO)メアリー・アードス氏は、中国経済に改善の兆しがあると述べ、同国での事業を強化する方針を示した。 「ここ数年中国のビジネス環境は厳しいが、3月に入りセンチメントが強気に転じ始めた」とインタビューで述べた。 個人消費が回復の兆しを見せているのと政府が不動産問題の解決策を検討しているのは、どちらも「明るい兆しだ」と指摘した。 アードス氏はジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)の後任候補の1人。ダイモン氏は5年以内に退任する意向を示している。アードス氏がCEOに就任すれば、シティグループのジェーン・フレイザーCEOに次いで米大手銀行で2人目の女性トップとなる。