「アンメット」井浦新、杉咲花&若葉竜也に「2人の素晴らしさが作品の核に」 主要キャスト5人が4か月の撮影振り返る
一方、座長の杉咲に最大の賛辞を贈ったのは、カテーテルの名医であり権力者の孫娘・麻衣(生田)との政略結婚の行方も注目を浴びた綾野楓役の岡山。「座長の杉咲花さん、あの、もう…参りました。本当に、かっこいい座長の背中を見せていただきました」とリスペクト。綾野を一途に思い続け、最後は家族のしがらみからも抜け出した麻衣を演じた生田は、クランクアップの瞬間、花束を持って駆けつけた杉咲と「えーー! ありがとう!」と笑顔でハグ。「作品の中でどんどん素顔を見せられていったところなので、ここでお別れっていうのはとてもさみしいのですが、みなさんにまた会いたいなと思うので、その日まで楽しみに、日々精進していきたいなと思います」と“ロス”を告白していた。
最終回は、前話のラストでミヤビが倒れてからの展開。検査の結果、再発が認められ、このまま症状が進めば意識障害が出る可能性も高い。脳梗塞が完成して命に関わるのも時間の問題という切迫した状況に。三瓶は、すでに数時間しか記憶がもたなくなっているミヤビに、これ以上症状が進行するようなら、手術を任せてほしいと伝えるが、ミヤビの意思は固く、やはり手術はしないという。あきらめきれない三瓶は、限られた時間でノーマンズランドの0.5ミリ以下の血管を吻合(ふんごう)できるよう練習に没頭。しかし、ミヤビの気持ちを察した津幡から、「彼女が望んでいることをしてあげて」と言われ、あることを決意する。
最終回となる11話の放送に向け、1話から10話までを2時間に凝縮したダイジェスト(前編・後編)がTVerで配信中。関西ローカルでは24日に地上波で放送される(前編:午後2:45~3:45・後編:午後3:45~4:45)。
井浦、吉瀬、千葉、岡山、生田のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
井浦新
この場を借りて、皆さんに感謝を伝えたいと思います。挑戦していくドラマの現場、作品というのは、世の中にたくさんあると思います。ただ、誰も見たことがないようなドラマを作っていくんだという気概のある座組に出会えることはなかなかないことだと感じています。『アンメット』では、新しいことにチャレンジしていく、とても刺激的な場面をたくさんみてきました。この作品に参加できたこと、心から嬉しく思っています。スタッフの皆さん、素晴らしい作品を作ってくださって本当にありがとうございました。共演者のみなさまについても、本当に共演したかった、会いたかった方々に見事に会えた。そのことが、とてもうれしかったです。何よりも、共演者、スタッフをぐいぐいとその気にさせていく、杉咲さん、若葉くん。2人のすばらしさが、この作品の核となり、すべてに焼き付いているんだと思います。一緒にお仕事できて、うれしく思っています。またみなさんと、どこかの現場で会えることを心から願っています。本当にありがとうございました!