特別なみかん「マルケンみかん」の出荷開始を市長に報告
宇都宮市と宮城県石巻市の2つの市場だけで出荷される、特別なみかんの生産者らが25日、宇都宮市の佐藤栄一市長を訪れ、今シーズンの出荷の開始を報告しました。 マルケンみかんは、和歌山県有田川町の賢地区などで生産されている、完熟の早生みかんです。 マルケンみかんの永石睦巳社長と、東一宇都宮青果の田野邉大介社長が、佐藤栄一市長を訪れ、宇都宮市の中央卸売市場で、今年の出荷が25日から始まったことを報告しました。マルケンみかんは、支出額の多さを理由に、宇都宮と宮城県石巻の2つの市場にのみ出荷されていて、宇都宮での取り扱いは今年で49年目になります。 永石社長と田野邉社長は、佐藤市長にマルケンみかんの最高級品の「賢宝」と、ミカンジュースを手渡し「今年も無事に出荷が始まりました。甘さも十分なみかんができました」と話しました。 佐藤市長は「今年も豊作と聞いてほっとしています。待ち望んでいる市民も多く、たくさん食べてもらえると思う」と述べました。 宇都宮市は、みかんの1世帯当たりの年間支出金額が多く、総務省の家計調査で、去年の発表では5483円で全国で1位に、今年の発表では5343円で4位になっています。 永石社長らによりますと、今年のできは、糖度はここ20年で一番だった去年と同じくらいの甘さで、収穫量はいつもの年と同じくらいを予定していて、12月下旬まで出荷されるということです。
とちぎテレビ