健康意識の高まりから関心が向けられている「麹」に注目した新たなものづくりをテーマに、１１月１０日、岡山市でシンポジウムが行われました。 岡山大学が、岡山市の醸造機械メーカーフジワラテクノアートと連携し、研究を進めている麹の開発プロジェクトの一環で行われたものです。コメやムギ以外の植物から新たな麹を作り出し、食品や医薬品などへの実用化を目指すもので、東レ経営研究所の川野茉莉子さんなどが講演しました。 講演では、廃棄予定であったものに付加価値をつけて新しい製品に生まれ変わらせる「アップサイクル」をテーマに、食品以外にも化粧品や日用品を視野に麹を使った製品の開発を行うことなどが提案されました。 主催者はシンポジウムを通じて麹の新たな可能性が広がればとしています。