障がい者の「18歳の壁」解消に光 「地域活動支援センター」の取り組み
旭区「光生園」 「ルールがないのがルール」家でも仕事場でもない第3の居場所 社会福祉法人「リベルタ」が運営する活動支援B型。障害者手帳を持つ16歳以上の人なら誰でも参加できる。一般就労を目指すことが目的の*就労継続支援事業とは異なり、「好きなことをして、自由に楽しく過ごす」がコンセプト。「土日は餃子やお菓子など料理教室の時間を設けていますが、基本的には皆さんカラオケだったり健康麻雀だったりと思い思いの時間を過ごしています。疲れたら一人で過ごせるスペースも用意しています」と管理者の松本さん。 「平日は就労に通っていて週末の息抜きに」「退院後の生活リズム作りに」と、来館目的も利用者それぞれ。自由に好きな時間を過ごすことができる。利用や見学は随時受け付けている。 ■所在地/旭区赤川4-1-30 問い合わせ先/06(6921)6603 *就労継続支援事業:障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスで、就労継続支援A型とB型がある。A型は事業所と雇用契約を結んだ上で就労の機会を得られるため、各都道府県の定める最低賃金以上が支払われる。B型は雇用契約ではなく、事業所で取り組んだ活動に対して工賃が利用者に支払われる。共に18歳以上で障がいや病気により一般企業で働くことが困難な人が利用できるサービスのことを指す。 取材・文/濱田康二郎