【鳥取】田中翔太がJリーグデビュー戦で感じた課題と手応え「結果を出せるのは時間の問題だと思う」
ガイナーレ鳥取FW田中翔太が、Jリーグデビュー戦で感じた手応えと課題を、初ゴールにつなげる決意を語った。リーグ開幕戦で交代出場して持ち味の一端は見せたものの、シュートゼロに終わった結果を踏まえ、チーム戦術の中で自らの特徴を出そうと意気込んでいる。 【写真】青森山田高3年時に主軸の一人として2019年度高校選手権に出場した田中。5万6025人を集めた決勝で静岡学園高(静岡)に敗れるもフル出場した
「あと少し、というところだった」
2月25日の明治安田生命J3リーグ第1節、FC今治との開幕戦で控えメンバーに入った田中は、0-1で迎えた61分から交代出場。「自分の武器は(相手の最終ラインの)背後でパスを受けること」と振り返るように、出場直後にロングパスに反応して抜け出そうとするなど、アグレッシブにゴールを目指した。 だが鳥取は1点が遠く、田中もMF常安澪のセンタリングを合わせ切れないなどチャンスを生かせず。そのまま0-1で敗れ、田中も公式記録ではシュートゼロに終わる悔しいデビュー戦となった。 青森山田高(青森)、新潟医療福祉大を経て今季加入したルーキーは、「このチームで求められているのは、考えて、相手を見てプレーすること。そこを改善していきたい」と課題を挙げた。その上で「自分の武器である戦うこと、ゴールへの強い姿勢を継続してやっていきたい」と言葉に力を込める。 味方のパスがわずかに合わなかった場面もあり、「あと少し、というところだった。結果を出せるのは時間の問題だと思う」と手応えもつかんだ。まずは3月2日の第2節、アスルクラロ沼津戦で勝利へのプロ初ゴールを決めるべく燃えている。 取材・写真◎石倉利英