アート作品集で元気に 福島西高生、輪島の高校生らへ贈る
福島西高デザイン科学科ビジュアルコース2年の生徒5人は17日、石川県輪島市を訪れ、地震や記録的豪雨で被災した人たちを元気づけるため作成したアート作品集を、現地の高校生や仮設商店街の人らに贈った。 福島西高の生徒は「ふくしま⇔のと・めぐるわっかプロジェクト」と題し、展開する被災地支援プロジェクトで訪問した。プロジェクトでは「見て元気になるアート作品」をテーマに、キャラクターや食べ物などを描いた作品を描くなどして、作品集を完成させた。生徒たちはクラウドファンディングや展示会で資金を募ったり、卒業生らから協力を得たりもした。 輪島市を訪れたのは菅野美優さんをはじめ、新沢彩葉(いろは)さん、斎藤莉樹(りじゅ)さん、岸波楓さん、蓬田有香さんの5人。5人は作品集を手渡した後、総持寺通り仮設商店街の代表や、石川県立門前高の生徒から被災状況や避難所の様子などについて話を聞いた。菅野さんは「(地震から)1年が経過しようとしているが、道路が壊れていたり、がれきがあったり、復旧していない場所が多くあると知った」とし「見たことや聞いたことを家族やクラスメートに伝えたい」と話した。
福島民友新聞