「文化的に別世界」「非常に知的」鎌田大地の人間性にラツィオMFが驚嘆「ダービーの前も信じられないほど...」
「僕らはまだ彼を少ししか知らない」
かつてインテルでプレーした長友佑都が、そのコミュニケーション能力を生かし、イタリア語も巧みに操って、チームメートと良好な関係を築いたのは周知のとおりだ。 【動画】鎌田大地がミャンマー戦で決めた強烈なミドル弾! 今季からラツィオに加入した鎌田大地に、同じようなことを求めるのは難しい。イタリアに渡って数か月で言語の壁を乗り越えるのは不可能だ。性格の違いもよく知られている。 実際、鎌田の振る舞いは長友のそれとは違うだろう。ただ、ダニーロ・カタルディは「知的」な鎌田と関係を深めていきたいと考えているようだ。 ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』によると、カタルディは『Radiosei』で、日本人チームメートについて「カマダは文化的に別の世界の人だ」と話している。 「特殊で、非常に知的だよ。どんなこともすぐに理解する。彼がロッカールームにいるのは変わった感じだよ。ほとんど氷の男って感じだ。感情にとらわれないようだ。ダービー前も信じられないほど落ち着いていた。こういうタイプの環境では良いことだとも思う」 さらに、チームで最も感じが良い選手にマヌエル・ラッザリをあげたカタルディは、最も内向的な選手について、「今のところはダイチと言っておくよ」と答えた。 「僕らはまだ彼を少ししか知らない。でも、徐々に僕が変えてみせるさ(笑)」 カタルディが鎌田を長友のようなキャラに変えることは、おそらくないだろう。だが、仲間とコミュニケーションをとっていくことが重要なのは言うまでもない。出場機会の少なさが騒がれている鎌田が、ラツィオの選手たちと密な関係となり、連係プレーに磨きをかけられることを期待したい。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部