エリザベス女王の新たな銅像が完成、キュートな「相棒」の姿も
「エリザベス女王」と聞けばすぐに、女王がかわいがっていたペットのコーギーを思い浮かべるという人も多いでしょう。受け継がれていく女王の記憶のなかには、常にコーギーたちがいるはずです。 【写真】エリザベス女王にお別れを告げたロイヤルファミリーのフォトアルバム 存命であれば女王の98歳の誕生日となっていた4月21日（現地時間）、イングランド中部のラトランド州で、新たに完成した女王の銅像がお披露目されました。 除幕式には約400人が出席。そのなかには、女王とコーギーの絆をさらに深めたいと考える「ウェルシュ・コーギー・リーグ（Welsh Corgi League）」のメンバーと、連れてきたコーギーたちの姿もありました。 儀式用のローブをまとった高さ約2.1メートルの女王の銅像は、足元に1匹、台座に2匹のコーギーの像が置かれています。制作したのは、彫刻家のハイウェル・プラットリーさん。 『デイリー・メール』紙などによると、プラットリーさんは除幕式で、台座は「インスタグラム世代」のために（段差をつけ）、「コーギーと一緒にセルフィーを撮ることができるようにした」と説明しました。 ラトランド州のサラ・ファーネス統監（国王の代理人）が委託した銅像の台座には、「エリザベス2世女王、1926 – 2022 亡き女王陛下への感謝の意を込め、ラトランド州民の寄付により建立」と刻まれています。
プラットリーさんは2023年7月、この銅像について『テレグラフ』紙に、「女王をたたえる記念碑として、没後に制作が依頼された最初の像だと思います」と述べていました。 女王が亡くなった後に完成し、公開された像はほかにもありますが、いずれも存命のうちに制作が開始されていたものです。 2022年11月にチャールズ国王が除幕したヨーク大聖堂の像は、女王がプラチナ・ジュビリーを迎えたことを記念するものでした。
エリザベス女王が在位中に飼ったコーギーの数は、30匹を超えるといわれています。子どものころにも、住まいにはペットのコーギーがいました。ですが、女王が自ら世話をしてきた歴代のコーギーたちの祖先は、18歳の誕生日に両親の国王夫妻からプレゼントされた「スーザン」だといわれています。 女王は、ハネムーンにもスーザンを連れて行きました。1959年にスーザンが死ぬと、ノーフォーク州に所有するサンドリンガム・ハウスの敷地内に、その墓をつくりました。 またエリザベス女王は、晩年もコーギーと交雑種のドーギーを飼っていました。亡くなったとき、後に残されたコーギーの「ミック」と「サンディ」は現在、アンドルー王子と元妻のサラ・ファーガソンさんが引き取り、面倒をみています。
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