クビ目前? マンチェスター・ユナイテッドの放出候補6人。元キャプテンや150億円FWも?今夏に去りそうな男たち
古株もアウト? フィジカル勝負に弱いCB
DF:ビクトル・リンデロフ(スウェーデン代表) 生年月日:1994年7月17日 23/24リーグ戦成績:22試合0得点2アシスト 2017年夏からマンチェスター・ユナイテッドに所属しているビクトル・リンデロフは、同クラブで公式戦259試合に出場している。現所属メンバーの中ではマーカス・ラッシュフォード、ルーク・ショーに次ぐ出場試合数だ。 こうした長年にわたる貢献にも関わらず、今夏にリンデロフが移籍する可能性が高まっている。2023/24シーズンにマンチェスター・ユナイテッドの最終ラインは怪我人が続出しており、このスウェーデン代表DFも長期離脱を余儀なくされた選手の1人だった。契約が来夏に切れることを踏まえれば、放出候補に上がってくるのは必然だろう。 エリック・テン・ハフ監督の中ではマグワイアよりも序列が高い可能性もあるが、リサンドロ・マルティネスのように彼のスタイルに完全にフィットしているわけではない。フィジカル能力に長ける選手相手に苦戦するのは加入当初から変わっておらず、すでに加入が決定しているレニー・ヨロとマタイス・デ・リフトの獲得が決まればオファーを受けるかもしれない。 しかし、今すぐの放出の可能性は少なそうだ。今夏の移籍市場で、すでにラファル・ヴァランとウィリー・カンブワラが退団していることに加え、リンデロフは最終ラインであればどのポジションでもプレーできる万能性を兼ね備えている。当然オファー次第にはなるが、起用オプションの多さを踏まえると、同じく放出候補のマグワイアの方が売りオペレーションの優先順位では高くなるかもしれない。
序列はまさかの5番手? 18歳で加入した逸材
FW:ファクンド・ペリストリ(ウルグアイ代表) 生年月日:2001年12月20日 23/24リーグ戦成績:15試合2得点2アシスト(グラナダ) 18歳でマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたファクンド・ペリストリが赤い悪魔のユニフォームを着る機会は訪れないかもしれない。 エリック・テン・ハフ監督のチームはこのウルグアイ代表FWが得意とする右WGの層が厚く、アレハンドロ・ガルナチョやジェイドン・サンチョ(この2人は左WGも兼任)、アマド・ディアロ、アントニーらオプションが多い。あわや5番手にもなり兼ねない状況でチームに残留するのは、選手本人のキャリア的にも得策とは言えない。 ペリストリは今冬に契約に付随していた延長オプションが行使されたが、現行契約は2025年夏まで。マンチェスター・ユナイテッドが移籍金を得るには今夏の放出が必須となる。 彼の放出を進めたい中で、今夏のコパ・アメリカ2024でみせた印象的な活躍はクラブとしても本人としても大きい。ウルグアイ代表の選手として全6試合で先発出場を飾り、3位入賞に貢献してみせた。昨シーズン後半のグラナダへのローン移籍に続き、国際大会でもアピールに成功したことから好条件のオファーが届いても不思議ではない。