軽量コンパクトになったマツダ「デミオ」。クラストップの低燃費23km/Lを達成した3代目は131万円~【今日は何の日?7月5日】
●3代目は、軽量コンパクトになり低燃費を実現
2007年のこの日、モデルチェンジで3代目デミオに移行。初代と先代のファミリーカー志向に対し、3代目はメインターゲットを若年層、特に女性にも気軽に運転が楽しめるコンパクトカーへと変貌した。 スタリングは、コンパクトワゴンからウェッジシェイプとなり、最大の特徴は100kgの軽量化や、ミラーサイクルエンジンの採用によりトップクラスの燃費を実現したこと。ボディ構造の見直しで22kg、リアシートの構造を簡素化して20kg、サスペンションで13kg、排気系で5kg、スピーカーで1kgなど、4WDを除けば車両重量は1000kg以下に収まっている。 パワートレインは、1.3L&1.5L直4 DOHC(一部グレードにはミラーサイクル搭載)、トランスミッションはマツダ登録車初のCVTおよび5速MTの組み合わせで、(ミラーサイクルエンジン+CVT)モデルは軽量化と相まって燃費はトップクラスの23km/L(10-15モード)を達成した。 車両価格は、1.3Lモデルが112.5万~155.425万円、燃費最良モデルは131万円。ちなみに当時の大卒初任給は、19.8万円程度(現在は約23万円)なので、131万円は単純計算では現在の価値で約152万円に相当する。 3代目デミオも、発売後1ヶ月の受注台数が1.5万台に達する好調な販売を記録した。 ・・・・・・・・ その後、デミオは2011年にSKYACTIV-GやSKYACTIV-Dエンジンを搭載してさらに燃費を向上。2019年には車名を「MAZDA2」に変更し、グローバルモデルとして現在350万台超える、マツダの屋台骨を支える中核モデルとなっているのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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