台湾・台北の山で雪交じりの雨 中央気象署、寒さへの注意呼びかけ
(台北中央社)寒波の影響により、台北市の景勝地、陽明山で23日未明、雪交じりの雨が降った。中央気象署(気象庁)は各地に低温特報を出し、寒さへの注意を呼びかけている。 陽明山国家公園にある鞍部観測所では午前0時30分にあられ交じりの雨が降り、同3時16分に雪交じりの雨となった。同署によると、台湾最高峰の玉山(標高3952メートル)でも22日深夜に降雪があり、1~2センチの積雪があった。北部・新北市政府警察局によれば、23日に同市烏来区で道路の積雪が確認されたという。 北東部・宜蘭県の太平山国家森林遊楽区でも23日未明に雪が降り始め、除氷作業のために開園時間を調整した。 この日は中部・苗栗県大河で4.6度、新北市淡水で6.3度、離島・金門県で5度の最低気温をそれぞれ観測した。気象署は午前10時34分現在、台北市や新北市、南部・嘉義県、離島の金門県などで気温が6度以下になる可能性があるとして寒さへの備えを求めている。 (汪淑芬/編集:齊藤啓介)