【映像】<センバツ注目選手>布施心海中堅手(明豊)巧みな打棒で得点力出場校トップの打線を牽引、目指すは打倒「大阪桐蔭」
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◆布施心海(ふせ・しんかい)中堅手 確実性にパンチ力を併せ持ち、昨秋は打率4割2分9厘で4本塁打。今大会出場32校中トップの1試合平均11・5得点を誇る強力打線で、前回大会に続いて中軸を担う。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡
身長171センチ、体重66キロ。大柄な選手は少ないが、振りの鋭い打者がそろうチームを象徴する存在だ。川崎監督が「肘の使い方が上手」と指摘するようにスイングに柔らかさもあり、内角球もうまくさばく。昨秋の九州大会決勝では内寄りの直球を引っ張り、ライナーで左翼席に運んだ。 前回大会では全4試合に3番としてフル出場。横浜(神奈川)との1回戦では好左腕・及川(阪神)の内角スライダーを捉えて左前2点適時打を放った。だが、2回戦以降は計2安打で打点ゼロ。チーム初の甲子園4強入りの達成感の一方、悔しさも残り、「先輩に助けてもらってばかりだったので、今年は打って勢いをつけたい」と責任感を口にする。
大阪府内の中学から明豊に進み、「大阪桐蔭を倒したい」と全国の舞台での対戦を待ち望む。かつて憧れの存在だった同校も出場する大会に向け「泥臭い野球で、日本一になりたい」と誓う。九州勢としては2010年夏の興南(沖縄)以来となる甲子園制覇のみを見据えている。【毎日新聞社/吉見裕都】