大谷翔平、初回に右前安打 腰の張りから復帰1打席目の初球捉える オラクルパーク初安打
◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(13日・米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク) ドジャース・大谷翔平投手(29)が13日(日本時間14日)、敵地ジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場。腰の張りから2試合ぶりの復帰し、初回の第1打席は右前安打だった。 1番・ベッツの先頭打者弾で先制し、1点リードの初回無死で打席が回ってきた。右腕・ヒックスの初球、95マイル(約153キロ)シンカーを捉え、打球速度106マイル(約170・5キロ)の痛烈な打球をライト前に運んだ。 大谷は12日(同13日)の敵地パドレス戦を腰の張りで欠場。11日(同12日)の同戦は3打数無安打1四球で9回に代打を送られた。12日の試合前に取材に応じ「昨日(11日)の試合前からトレーニングでちょっと違和感があったので。僕は出られるかなという感じでしたけど。早い段階で長引かないように、先手先手が大事かなと思います」と説明していた。ロバーツ監督は「13連戦が続いてるからね。翔平にはどこかで一日オフを与えるつもりだったので、こういう時に休ませた。最も重要なのは長期間健康でいること。(明日の試合は)出場させるつもりだ」と話していた。 大谷の交代理由が腰の張りだったことが明らかになるのはエンゼルス時代の22年5月26日(同27日)、リアル二刀流で出場した本拠地ブルージェイズ戦以来2年ぶりだった。その時は負傷翌日も代打出場し、3日後には2本塁打と復活している。今回は翌日に休養したが、また近いうちに復活アーチが見たいところだ。 オラクルパークでは過去3試合で8打数無安打2四球と“鬼門”の球場だったが、11打席目で初ヒットなった。右翼場外の海に飛び込む本塁打は「スプラッシュヒット」と呼ばれるが、かつてB・ボンズのホームランボールにボートに乗った人々が群がる光景は日本でもおなじみだった。これまで日本人で達成した選手はおらず、大谷には場外弾の期待もかかる。初回の大谷の打席では8隻のボートが待ち構えていた。
報知新聞社