平成にブレーク「まりもっこり」の近況 「ロングセラーになるとは」
平成の時代に大ブレークした北海道のご当地キャラクター「まりもっこり」。一時期に比べれば見かける機会は減ったが、令和になっても静かに売れ続け、新作も出ている。来年には20周年。近況を取材した。 【写真多数】新作・定番商品…まりもっこりの近況 社長「ほぼノリ」誕生の背景語る ■土産店で存在感 札幌・狸小路にある老舗の土産物店「たぬきや」。「ハローキティ」「ちいかわ」「シマエナガ」などの人気シリーズが並ぶ一角に、その姿はあった。 タレ目、緑のジャージー、もっこりとした股間……。阿寒湖(釧路市)に生息する「マリモ」をモチーフとする「まりもっこり」だ。 「ピーク時に比べれば勢いは落ちたが、キャラとして生き残っており、お土産の定番品として需要がある。ここまでロングセラーになると思わなかった。外国人観光客ではなく、買っていくのは日本人。『懐かしい』『まだあるんだね』と手にとっていく」 歴30年超のベテラン店員は証言する。 まりもっこりは2005年生まれ。札幌市の土産物卸業「キョーワ」(現在の社員数は4人)が売り出した。
朝日新聞社