松井大阪府知事が臨時会見6月19日(全文1)雨による2次災害は起こさない
ブロック塀の倒壊対策について
共同通信:共同通信の【**** 00:04:16】といいます。ブロック塀の倒壊対策なんですけれども、把握している限りでどのくらいの数のブロック塀の倒壊防止を指示したのか、数についてはどうでしょうか。 松井:個人の? 共同通信:そうです。個人の。 松井:個人の家屋については具体的な把握はまだできておりません。これはもちろん災害時、個人のブロック塀、個人の所有のブロック塀に対しても、これは安全対策が必要ですけど、あくまでも管理責任、所有者にありますから、今現状の時点で個人のお宅のブロック塀まで全て把握したのかといわれればまだできておりません。 共同通信:通学路とかそういった特別、特に気を付けなければいけない地域に対してのケアっていうのはどうでしょうか。 松井:これは市町村が、今、教育委員会が各小中学校については通学路というものがありますから、あと市町村のほうで今、対応をしてもらっているということです。 共同通信:発災の直後という状況が終わったあとにブロック塀の状況を全て確認するとかそういった検討をする予定はございますか。 松井:これは南海トラフ巨大地震も、これはもう30年以内に80%という確率になってきていますから、やはり通学路、子供たちが使う通学路を優先的に、そういう個人のブロック塀に対しても所有者に対して今の既存不適格、昔はいけたけど今は駄目だよというような状況ですよね。要は耐震基準が上がっているわけですから、そういうことも含めてわれわれから所有者に対して改善してもらうような、そういう働き掛けはしていきたいと、こう思います。 共同通信:それは条例とかも含めて? 松井:いや、これは法律違反だから、もう今は、そもそもが。でも既存不適格ですよっていうことをしっかり伝えないと駄目なんで。 司会:次の質問をお受けいたします。よろしいですか。
鉄道の打撃で帰宅困難者多数 見えてきた課題と今後の対策について
毎日放送:毎日放送の【*** 00:06:38】ですけれども、今回、鉄道はちょっと打撃を受けたということで、きのうも帰宅困難の方がたくさん深夜までいらっしゃいましたけれども、いろんな休憩所であったり、大阪府として今回見えてきた課題と今後どのような対策が必要かとお感じになられたかお願いいたします。 松井:鉄道の復旧につきましては、これは鉄道事業者の皆さんもまずは安全第一の運行が鉄道事業者にとってはもう一番重要な仕事ですからね。一概に、われわれがもう早く動かせというのは、これはちょっと無理があると思いますが、今回、各鉄道事業者におかれては持てる力を、全力を尽くしていただいて、今日の時点では、われわれモノレールが一番遅れてしまっていますけど、今日の今の時点ではもうほぼ通常どおりのダイヤ運行できているということですから、やはり大阪においては観測以来、初めての大きさの地震でしたけれども、この地震において約2日程度では鉄道は復旧することができるのかなと、そういうことが今回はっきりした。ただこの2日間の間に帰宅困難の方々が多数出ましたから、あらためてこの鉄道復旧までの予測と、その間の避難箇所、避難箇所というか一時待機箇所と、そういうものについては周知、広報を徹底する必要があるなと、こう思いました。 毎日放送:それともう1点すみません、今日から雨がかなり予測されていますけれども、知事も先ほど注意喚起していただきましたが、去年の台風ですでに崩れているところがあったりですとか、あとほかの場所でもすでに避難指示出ているところ等もありますけれども、あらためて大阪府としての今日の体制等を教えていただけますでしょうか。 松井:本日は去年の台風で崩壊した、土砂災害が出た場所については特に入念にチェックをし、今回の地震による地盤の緩み、また、あすからの大雨に対しての備えは都市整備部のほうで入念に行っております。で、あすからの備えについては本当に各個人で、本当にもう不安な方には早期の避難をお願いをしたいと、こう思っております。今日、午後から現場を見てきました。少しは落ち着きを取り戻しているけれども、一番被害のひどかった高槻の水道管破裂した周辺ですよね。水道管についてはもう復旧措置が終わって見た感じは道路の状況も元どおりに戻っていましたけれども、周辺の住宅にはやっぱりブルーシートも見受けられたし、それから家の中にまで僕は立ち入らせていただいたわけではないんで、家の中へ入るとやはり壁にクラックがいったり、やっぱり柱が損傷しているなんていうこともあるんでしょうから、そういう住居にお住まいの方におかれては、できれば早めの避難をよろしくお願いしたいと、こう思っています。 毎日放送:ありがとうございます。 司会:それでは次のご質問をお受けいたします。