上江田勇樹がB3降格の新潟と契約「再び強い新潟を」“優勝”知る男が古巣復帰
B3リーグへの降格が決まっている新潟アルビレックスBBは6月27日、東京八王子ビートレインズから自由交渉選手リストに公示されていた上江田勇樹と2024-25シーズンの新規選手契約に合意したと発表した。 沖縄県出身で現在37歳の上江田は、193センチ88キロのシューティングガード。興南高校から日本大学へと進学後、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ(現名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)でキャリアを始めると、千葉ジェッツ、富山グラウジーズへの移籍を経て、2018-19シーズンから新潟に加入。在籍初年度に主力選手としてB1リーグ中地区優勝に貢献した。 2020-21シーズン以降は新潟を離れ、群馬クレインサンダーズ、八王子と渡り歩いていたが、この間に新潟はB2、B3と2シーズン連続で降格。再建を目指す新潟は、2024-25シーズンからクラブOBの鵜澤潤ヘッドコーチを迎え入れ、指揮官とともに“優勝”を経験した上江田も5シーズンぶりに古巣復帰を果たすことになった。 今回の移籍発表に際して、上江田と糸満盛人代表取締役社長は、次のようにコメントしている。 「はじめに、糸満社長、新潟アルビレックスBB関係者の皆様、再び、新潟の為に戦える機会を頂きありがとうございます。かつてB1中地区優勝という素晴らしい経験をできた新潟は、自分のキャリアの中でも思い入れのある地であり、今でもあの時後押しいただいたブースターの皆様の大歓声は忘れられません。その新潟が、B3で戦うという厳しい状況となり、何とか力になりたいという気持ちが芽生えていた中で、あの瞬間を共に分かち合った鵜澤HCが指揮を執るということで、その決断にも感銘を受け、迷うことなく入団を決めました。今一度、チーム一丸となってB2昇格の為、強い覚悟を持ち、ブースターみなさんと共に再び強い新潟を復活させて行きたいと思います。必ずB2に昇格しますので、新シーズンの新潟アルビレックスBBに期待していただき、応援をよろしくお願い致します」(上江田勇樹) 「この度、新たに2018-19シーズン中地区優勝時のメンバーでもある上江田勇樹 選手を再び新潟アルビレックスBBに迎え入れることができました。大変心強く頼もしく、そして嬉しく思っています。昨年までの2シーズン、東京八王子ビートレインズさんで戦っていたこともあり、B3での戦い方を熟知している上江田選手。来シーズンを勝ち切り優勝を目指すためには、卓越したプレーは勿論のこと、同リーグでの経験と情報も重要であることは間違いありません。大いに活躍を期待致しております。オレンジブースターの皆様も、覚悟を持ち再び新潟の地で大暴れする上江田選手への、熱いブーストをどうぞよろしくお願いいたします」(糸満盛人代表取締役社長)
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