<甲子園交流試合・2020センバツ32校>鳥取城北、最後の調整 きょう第2試合、高知・明徳義塾と対戦 /鳥取
◇左投手対策徹底「狙い球絞り打つ」 「2020年甲子園高校野球交流試合」(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援)が10日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕し、鳥取城北は大会初日の第2試合で明徳義塾(高知)と対戦する。1試合限りの聖地での試合に向け、選手たちは9日、紅白戦を行い最後の調整に励んだ。 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 明徳義塾は全国屈指の制球力を誇る左腕・新地智也投手が投手陣の柱。高知県独自大会でも抜群の安定感で、四死球から崩れることはまず期待できない。左打者の多い鳥取城北は、これまでの練習試合やこの日の紅白戦でも新地投手を想定した左投手対策を徹底。試合では右打者でチャンスにも強い3番の河西威飛(いぶき)外野手(3年)や一発のある安保龍人捕手(3年)の前に出塁し、得意の機動力でも揺さぶりたい。河西選手は「制球力が高い投手なので、早いカウントから狙い球を絞って打っていく」と意気込む。 一方、明徳打線は犠打や盗塁などの小技やつなぎの攻撃が得意で、選球眼も良いという。先発が見込まれる右腕の松村亮汰投手や中川央(ひろき)投手(ともに3年)が、立ち上がりに四死球を出さず守りのリズムを作れるかも鍵になりそうだ。【野原寛史】