天国から地獄へ…。完全に落ちぶれてしまったスター選手(1)4年間もサッカーが出来ない!? 世界最高峰からの大転落
サッカー界は厳しい世界だ。それでも一際優れた成績を残し、地位や名誉をほしいままにするスター選手がいる。しかし、その中には自身のお粗末な言動や行動によってキャリアを台無しにしてしまう選手や、なかなか伸びきらない選手も存在する。今回は、輝かしい成績を残したものの落ちぶれてしまったスター選手を紹介する。
ポール・ポグバ(フランス) 生年月日:1993年3月15日 現所属クラブ:ユベントスFC 今季リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト 元フランス代表MFのポール・ポグバは、昨年発覚したドーピング問題で一気にキャリアの窮地に立たされている。 ポグバのデビューは鮮烈だった。11/12シーズンにマンチェスター・ユナイテッドのユースからトップチームに昇格すると、出場機会を求めユベントスに移籍した12/13シーズンから一気にブレイク。翌シーズンにリーグ戦36試合7ゴール11アシストをマークすると、シーズンオフに行われたFIFAワールドカップ・ブラジル大会で最優秀若手選手賞を受賞し、21歳にしてワールドクラスのMFへと成長した。 その後も正確無比なキックと191cmを誇るフィジカルを武器にユベントスの王様として君臨してきたポグバだが、2016年にユナイテッドへ復帰するとその歯車が狂いだす。復帰当初は好パフォーマンスを見せていたが、怪我が頻発するようになり稼働率が低下。ユベントスに復帰した昨シーズンもわずか6試合の出場にとどまった。 そこに追い打ちをかけたのがドーピング違反だ。今季第1節ウディネーゼ戦後に行われたドーピング検査で陽性反応が検出された。再検査でも陽性が確認され、ポグバはイタリア反ドーピング機関から4年間の出場停止処分を言い渡されることになった。現在31歳の同選手にとって、この4年間はあまりにも長く、キャリアを台無しにしてしまいかねない。
フットボールチャンネル