炊きたてのごはん（Tsuboya／stock.adobe.com）

親を思う幼い子供の行動がSNS上で大きな注目を集めている。 「息子が仕事から帰宅するパパのためにお米を炊いてくれていたみたいです。ありがとう」とその模様を紹介したのはジュエリー店勤務の金子雅也さん（@GALA_KANEKO）。 【写真】金子さんが投稿した一見ギョッとしてしまう光景… 炊飯器いっぱいにあふれる生焼けの米。一見「ギョッ」としてしまう光景だが、これは金子さんの奥さんが体調不良で身動きが取れない中、幼いお子さんが何か役に立ちたいと加減もわからないままに炊飯したものなのだという。 親を思う幼い子供の純粋な気持ち…今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは 「こんなん涙流しながら食べちまうよ」 「これは、叱れないしなんなら気持ちがじんわりして泣いてしまうかもしれません😭」 「息子さんも頑張って応援したかったんですねぇ 水分入れずに炊いてしまったり水分が足りなかった米はピラフやおかゆにして食べられます おかゆは少量の米で多くできちゃうのでピラフを多めに作って冷凍すると良いかと思いますよ」 など数々の感動の声が寄せられている。金子さんに話を聞いた。 ーーお子さんのプロフィールを。 金子：息子は3月で3歳になります。人見知りな性格ですが、人の言動よく見て物事への好奇心を強く持つ子です。真似事で自分なりにやりたいことを主張したり、気付いたら行動でカタチにしています。要領が良いというか…。 ーーお子さんは普段からお料理されるのでしょうか？ 金子：妻と時々料理しています。卵割ったり、何か混ぜたり、自分でやりたがります。よくこぼしますが、プロテインパウダーにアーモンドミルクを混ぜてシャカシャカした飲み物を自分で作って飲むのが好きです。 ーーこの光景をご覧になったご感想を。 金子：妻からえらいことになっているとLINEで報告ありましたが、蓋を開けた瞬間の想像外の状態にビックリしました。しかも上のお米がサラサラで下の方はねっとりして底は少し焦げてて…。笑いながら、病気の妻も、一生懸命お米を入れてくれた息子も今日1日頑張ってくれたんだなぁと色々な感情です。 ーー反響へのご感想を。 金子：私は息子がパパのためにお米を炊いてくれたと勝手に面白く解釈して投稿しましたが、息子がなぜこの行動に出たのかは今だにわかりません。息子は特別なことをしたわけではなく、同じような行動をとるお子さんもたくさんいると思います。ただ、日常のこういった何気ない子育てや幼い子の言動を、失敗や苦労ではなく、私と同じように微笑ましくとらえてくれる方々がたくさんいること、またたくさんのコメントを頂けたことをとても嬉しく思いました。 ◇　◇ 金子さんは日々、XなどのSNSを通し、お仕事のジュエリー関連の情報発信をするかたわら、今回のようなお子さんとの日常も紹介している。ほっこり温かな気持ちになりたい方はぜひアカウントをチェックしていただきたい。 （よろず～ニュース特約・中将タカノリ）