大坂の全米Vを海外メディアはどう報じたか「新スター誕生」「才能輝き」
ロサンゼルス・タイムズ紙は、「ウィリアムズの歴史を作るための探求はお預けとなったが、大坂の歴史的勝利は当然、祝われるべき」との見出しで、論争を巻き起こした決勝戦の中での大坂のプレーぶりに着目。 「ウィリアムズが(主審の)ラモスを泥棒呼ばわりしたことは、彼(主審)の高潔さに直に訴えたものだった。彼はウィリアムズにペナルティを科し、大坂に1ゲームを与えて5-3とリードさせる前に、(ウィリアムズから)受け続けた罵りに耳をふさぐこともできたが、彼は、正しい行いをしただけだ。ウィリアムズは大坂より30回も多い31回目のグランドスラム決勝進出者として、大坂が見せたように、なるべく冷静に感情をコントロールすべきだった」と指摘した。 記事は「大坂は、6本のエースを奪い5つのブレークポイントのうち4つを防いで大試合に強い選手であることを証明した。彼女の周りで大きくなった喧騒さえも無視して見せた大坂のようにウィリアムズも多くのことができたはずだ」と伝え、ウィリアムズの大坂に対する以下のようなコメントを掲載した。 「彼女はとても良いプレーをしていたと思った。たくさんのショットを決めて、とても集中していた。ブレークポイントをつかんでも、彼女は素晴らしいサーブを打ち込んできた。正直に言って、この試合で、彼女から多くのことを学ぶことができた」 また「大坂の性格や才能はトーナメントを通じて輝きを見せた。ウィリアムズは土曜日に歴史を作れなかったが、大坂は成し遂げた。そして、それこそがハッピーエンディングだった」と大坂の優勝で終えた女子の大会を総括した。