これなら誰もが満足するポストシーズンになる…CS廃止ではなく2リーグ制撤廃という大胆な「球界再編案」
■筆者が考えた大胆なリーグ編成案 ペナントレースは同一地区と27試合×3の81試合、他地区と8試合×8の64試合、計145試合である。 仮に今季のペナントレースをもとに3地区制を地域別に当てはめるとすれば、以下のようになる。 この成績で行けば、東リーグの巨人、中リーグのロッテ、西リーグのソフトバンクがポストシーズンに進出。2位チームで最も勝率が高い東リーグ2位の日本ハムがワイルドカードとなる。 あるいは、ワイルドカードを2枚にして、東2位の日本ハムと西2位の阪神で3戦制2勝のワイルドカードシリーズを戦っても良いかもしれない。 その勝者と、3地区優勝チームが5戦制3勝のセミファイナルシリーズを戦い、その勝者が7戦4勝の日本シリーズを戦うという図式だ。 セ・パ両リーグはそれぞれ別の歴史を有し、互いにライバル心をむき出しにしてきた歴史がある。DH制の有無という大きな障壁もあるが、MLBのように「ユニバーサルDH(すべてのリーグでDH制を導入すること)」にして、リーグ編成を見直しても良いのではないか。 ポストシーズンはそういう大改革をしてでも維持、発展すべきものだと思う。 ---------- 広尾 晃(ひろお・こう) スポーツライター 1959年、大阪府生まれ。広告制作会社、旅行雑誌編集長などを経てフリーライターに。著書に『巨人軍の巨人 馬場正平』、『野球崩壊 深刻化する「野球離れ」を食い止めろ!』(共にイースト・プレス)などがある。 ----------
スポーツライター 広尾 晃