広島はやはり息を吹き返した。阪神はGWが波に乗るための正念場や【岡田彰布のそらそうよ】
力のあるチームはあるキッカケで変われる
阪神は宿命のライバルである巨人に勝つことを考えないと。6連敗はなあ。DeNA戦で連勝し気持ちを切り替えてここから立て直してほしいよな/写真=高塩隆
「令和」になって一発目のコラムです。さあ、一体、どんな時代になるのか……。新しい時代に、背筋を伸ばす。皆さん、とにかく頑張りましょう。 ということで記念すべき今週。編集部担当のS君からの要請は「阪神について語ってください!」とのことやった。もちろんOKです。しかし、その前にひとつ。広島カープのことを書く。不本意な出遅れで、早くもV4ピンチと騒がれたけど、やっぱり、“力”があるチームよ。先週号でオレは、巨人に逆転勝ちした時点で、必ず潮目が変わると書いた。なにかひとつのキッカケがあれば、実力のあるチームは立て直せる。それを実証する形でカープはその後、7連勝(4月25日現在)。勝率5割が目前。やっぱり、あの巨人戦の逆転勝ちはデカかった。 そんなことを考えながら、さあタイガースである。オレは東京ドームでの巨人3連戦。ジックリと見せてもらった。開幕直後だったが、まったくいいところなく3連敗。次は舞台を甲子園に移しての3連戦。それも平成最後のTG戦よ。やり返す材料はそろっていた。ところが……何とも無惨な本拠地3連敗や。これで今シーズン、巨人戦6連敗となり、何やら記録的屈辱ということになった。 力の差、歴然。こう書いてしまうと話は前に進まない。やっぱり、この6連敗をホンマ、強くかみしめてもらいたい。オレの・・・
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週刊ベースボール